本日は、つくば市大曾根で医療法人社団 双峰会 大久保歯科医院の新院長の
大久保純子先生にお話をお聞きしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
はい、そうです。祖父が旧大穂町若森にて大久保歯科医院を開業いたしました。私は“お祖父ちゃんっ子”でしたが、教育長の仕事をしていて、たまに父の診療を手伝って白衣を着ている姿を記憶しています。
父は、昭和31年に大曾根にて大久保歯科医院を開業し、昭和57年に現在地に移転、平成10年には医療法人設立いたしました。私は、大学卒業後、父とともに25年間診療を続けて、昨年、父の死去に伴い、院長・理事長に就任しましたので、大久保歯科医院の3代目となります。
私は、3人姉妹の次女で、父とともに本院(大曾根)で働いてきました。「(医)双峰会 大久保歯科医院」になって、父が亡くなってからも妹(歯科衛生士)と一緒に大曽根で診療しています。患者さんは、小児から老人まで、在宅訪問診療の寝たきりの方まで、3代目として、今まで父が診てきた患者さんを大切にしています。専門医の協力(口腔外科・矯正・訪問)のもと、女医として、小児・審美を中心に安心・安全な歯科治療を心がけています。
一方、姉(歯科医師)は二の宮にて「(医)籐記会 大久保歯科医院」を開業しており、息子と一緒に診療しています。大学病院からの専門医の協力で、インプラント・義歯などに力をいれています。
また、私の夫(歯科医師)は、平成15年に春日3丁目にて、バリアフリーの大久保歯科医院を開業いたしました。開業当初より、つくば記念病院・いちはら病院の施設に訪問診療を開始しています。
こうして、大久保歯科医院は、つくば市に3件、家族経営の歯科医院として存在することになりました。
「輝く笑顔をあなたに!」を合言葉に、感動のある歯科医院づくりをしています。
歯科診療を通じて、地域住民の方々の健康を守り、
素晴らしい人生を実現していただくお手伝いをすることが使命だと思っています。
診療のコンセプト
歯科の病気は、
ですが、その発症の時期が異なります。これは、予防もより効果的な時期があるということです。
たとえば、虫歯の原因となる「虫歯菌」は、生まれたての赤ちゃんにはいないのです。歯が生え始めてから、「母子感染(一番近い保育者からのうつる)」によりうつされてしまうのです。それなら、まずは、妊婦のお母さんに虫歯予防(母子感染予防)を、1歳6か月になったら、本人への虫歯予防を開始しましょう。
一般に矯正というと、歯の表面に小さい金属板をくっつけてワイヤーで固定する、アメリカから入ってきたワイヤー矯正を想像しますよね。多くの矯正専門医は、成長が止まってから、このワイヤー矯正を行うので、顎が小さい場合には4本の歯を抜いてしまうことが多いのです。一方、床矯正は、取り外し可能な丁度入れ歯のような装置を1日18時間以上入れながら、ネジを巻いて顎を広げるのです。ですから、歯の大きさに顎を広げていくので、歯を抜かないで治すことができるのです。ヨーロッパでは、この床タイプの矯正が多いのですね。
当医院では、矯正専門医もおりますが、小児歯科を長年担当してきました私としては、お子様の歯は1本でも抜きたくないので「お子様の成長に合わせた、歯を抜かない床矯正」をお勧めしています。
ちなみに、この床矯正は、幼稚園の年中くらいであれば、自分で取り外しできますので、「受け口(反対咬合)」などの場合は、早期に治療開始いたします。
早期に不正咬合の原因を正し、成長期に治療を開始することで、「よい顔づくり」を可能にできるのです。
お子様の矯正に通いながら、お母様から、「自分が子供の頃には矯正治療ができなかったので、今、気になる前歯のところだけ、綺麗に直したい。できれば、歯を抜いたり神経を外したりしないでほしい。」をいうご要望をお受けすることが多くなりました。
一般に成人矯正のワイヤー矯正は、3年位かかり費用も高額になります。
また、無理に歯を抜いたり、神経を外して、冠をかぶせて治す「審美治療」には抵抗があります。このような場合に、まず「前歯の部分矯正」をして、その後必要ならかぶせたりする「審美治療」を追加するというバリエーションを選択していただきます。
約1年半の治療期間で可能な場合が多いので、お忙しい方にはお勧めしています。
小児矯正とは違って、ゴールを患者さんが選択できますので、よく話し合って治療の計画を立てましょう。